プロローグ

誕生日が1月2日というお年寄を,けっこう見かけます。実は,1月2日生まれの人は,本当はそうでない場合があるそうです。昔は歳を“満”ではなく“数え”で勘定していました。生まれた時点で1歳ですね。そして,その年が明けると2歳。なので,12月に生まれた子は,すぐに2歳になってしまいます。これでは可哀そうなので,翌年に誕生したことにするわけです。この『子ほめ』は“数え”のシステムの上で成り立っています。