2008-02-03から1日間の記事一覧

Green‐tea Break

圓生が,この噺を選んだ理由に,下品な所がないことと,ハッピーエンドで終わることがあったそうです。 その分,落語の醍醐味といえる恐ろしい「業」のような部分は“去勢”状態になっている感じですが,やっぱり名作ですね。

本編

【Act Ⅰ】 善六(以下,善)「あらら。何だい,こんな所に,旦那が大事にしてる徳利が転がってら。困ったな,どこにしまおうか。ああ,この水瓶の中でいいか。煤取り(大掃除)が終わったら,ちゃんと戻せばいいだろう」 主「・・・・・・いやあ,今年も…

プロローグ

オミキドックリと読みます。昭和四十八年,六代目三遊亭圓生が宮中の御前口演で演じた噺です。 これは,似て非なるもう一つの筋がありますが,今回は圓生のコースを取ってみようと思います。 旅籠(宿)

御神酒徳利

第10回 『御神酒徳利』